考古学的な情報と人類学的な情報を組み合わせつつ、
当時の社会や精神文化に切り込もうとするBio-Archaeologicalの分野。
埋葬を行い,墓を作り、これを営むという行為は、ヒトのみがなし得る
ネアンデルタール人:遺体を隠すという程度の埋葬を行う。
ホモ・サピエンス:多様かつ複雑な埋葬を行う。
なぜ? 抽象的思考能力、認知能力、言語能力などにおいて非常に優れているから
同じホモ・サピエンスである縄文人も当然、死に関して複雑が思考体系をもつ。
Unleash the Brain Power 島皮質(人生の豊かさを決める)
ネアンデルタール人は、言葉を遣っていたし、高度な技術をもち、
ホモ・ホモサピエンスより、体が頑丈で力も強い、頭蓋骨も10%も大きい。
ネアンデルタール人は、家族単位という小さな社会で暮らしていた。
ホモ・サピエンスは知性はあったものの、特別優れていた訳でもなく華奢。
ゆえに、生き延びるためには、血縁関係を超えて、多くの仲間を作り協力していた
自分だけでなく「他者を共に生きる」という社会性を築いたことが
生き延びることに繋がった。
この社会性を築く上で大きく関わったのが、脳の「島皮質」と言われる。
良き人間関係を築くことはとても大事で島皮質を鍛える。
島皮質を鍛えるような脳の使い方をしてきたから、生き延びてこれた。
賢さで生き延びたのではない。